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2007 GW釣行ツアー(〜てんから倶楽部OLM)

久々のてんから倶楽部奈川OLM釣行となったが、GW予定が変更になり、OLMに向けて時間に余裕ができた。Mt. Fuji-yellow沢を起点に乗鞍、奈川OLMまで一人で釣行ツアーをすることに。こんな気ままな旅はまた格別だ。

1日目 Mt. Fuji

富士南山麓の我が家は、この時期、山桜満開だった。

 

 

釣行1 Mt. Fuji

小用を済ませ、夕方時間ができたのでyellow沢へ。気温も上がっていい夕方だ。yellow沢スペシャル(ドライ)で軽くツ抜け。相変わらずサイズは小振りだが数はでる。もちろん、金ぴかだ。奈川へのお土産に久々に数匹キープ。 尺岩魚の宿 鳥屋沢のtoyasaさんに食べてもらうためだ。奈川の岩魚に負けないひとつ違うテイストだ。

 

 

2日目 長野県 乗鞍

深夜、富士山を出て中央高速松本ICから乗鞍へ。残雪の乗鞍高原は当然まだ寒い。早朝から乗鞍高原/一之瀬を見て周り、大野川、前川、小黒川と釣行して、本日開通のスーパー林道で奈川OLMという具合だ。

 

乗鞍/一之瀬の白樺が気持ちいい。 スケールの大きな開放感がすばらしい。

 

 

釣行2 大野川

朝方の寒さの中を上流に向け釣行。雪の上を歩きながらキャストするのはシナリオ道理だが、この悴むような水に毛鉤への反応はない。その先のシナリオは、1匹の岩魚を吊り上げ残雪の上において凍ったところをキープする、というものだ。温泉の流れ出しまわりの水温の高いところを攻めるが姿すら見れず。 まあ、こんなとき、ここで毛鉤投げてるだけでもたいしたもんだと自画自賛して、移動。

 

釣行3 前川

ここは本命であったが、下流側にまわらないかぎり崖を降りても上がれない私であることに気がついた。時間もそれほどはない。よだれを押さえて移動。

 

 

釣行4 小黒川最上流

最上流部は両手の幅ぐらいの流れ。自作の新しいてんからシステムで藪をクリア、熊を恐れながら遡行。しかし、すぐに水面への緊張を破るかのように大粒あられがバサバサ降る。直後にドカン!! 雷だ。カーボンの長い棒を持っている私は直ぐにたたんで、小走りに林道を抜け、車へ。 こんな筈ではなかったが当分止みそうにない。自然相手じゃ仕方なくスーパー林道で奈川へ。

 

3日目 奈川OLM

鳥屋沢さんところに着いても、雷はなかなか止まらない。冷たい雨や雷もtoyasaさんとの再開で温まった。すなふきんさんといさちゃんはもう着いてヤッってるとのこと。この雨と雷の中帰ってこない。流石だ。(本当は車-Fishingサンバーでコーヒー飲んで寝てたらしいが)雷は止んだので、私も鳥屋沢前の支流黒川を攻めるもあたりをとるのがやっとで、フッキングしない。根掛りした毛ばりの回収もできないぐらい水は冷たい。少し釣りあがるといさちゃん、じぇふさんと会う、この寒さじゃ、どーも調子よくないらしい。おまけに手も悴んで、温泉がちらつき、絶えられず納竿。いさちゃんと温泉に飛び込んでやれやれ。すなふきんさんは夕方目いっぱいまで帰ってこない。一人だけひょうひょうと7匹も釣っていたとのこと。恐ろしいてんから師だ。(魚の気持ち)23cmで「小さいからリリース」だって。岩魚はほっとしていたに違いない。

メンバーはこの写真のtoyasaさん、すなふきんさん、ぶるーのさん、いさちゃん、日暮さん他にじぇふさん一家と酒釣師加とちゃんだ。夜は恒例の宴会。宿屋のtoyasaさんは山の幸で格別の対応。これがまた毎回ありがたい。メンバーからの各地物がそこに花を添える。富山の蛍烏賊薄作り、サクラマスの押し寿司、地酒の黒帯どれも、都会では口にできないものばかり。いつも今回はあまり飲まないぞと言いながら結構飲んでしまう。雰囲気と味の両方から攻められるのでひとたまりもない。

釣行4 奈川

翌日は奈川本流へ。渓相主義の私はどうも魚影の薄いところを選んでしまうらしい。ご覧のようなところで一匹と思うのは都会の者にとって人情だろう。しかし、ここで2手に分かれたのが運命を決した。雪解けで超渋の中、みなさん、難しい状況だったが、魚の溜まる川の内容を熟知したすなふきんさん、ぶるーのさんの完勝と相成った。魚も渓相よりも少しでも暖かく、養分のあるところ、それに天候で左右されずに居続けてきたような場所、結果、在来直近の渓相と言うことになる。昼飯で合流した橋の上から確かに魚影が走っていたすなふきさんたちの入渓場所を後にさらに上流へ日暮さん、いさちゃんと。悪夢へのシナリオだった。いやいや、一箇所に5人分はないので分かれたのは妥当だ。などと考えながらさらに上流へ。綺麗な渓相が続くが3人はどこまで行っても向かい風、逆光で、「出会い」がない。釣れる気もしない。丹沢なら即、川を変えるか、支流へ入るだろうがそういう自由度も時間もない。3人で広範囲に分かれて探るがかろうじて日暮さんが一匹あげた以外何もない。すなふきんさんたちがどうなったかはここからどうぞ。シナリオどおりであれば2,3匹出ればよかったのだが、この時期超渋の奈川であった。活性がでたころもう一度奈川に出会いたいものだ。

 

 

上流から諏訪から来たという餌釣り師2人と出くわせる。こんな広いところで私の竿先に仕掛けを入れてくる。 Too Friendlyな野郎だなと思っていると、「どうですか?」と聞いてきた。「どうですかじゃないだろ」と思ったが、見ればにこやかな初老の顔。上も前々ダメだったようだ。素人の私より素人な方にすべてを渓流に流した。GWにかけて遊びに来ていた。私と同じだ。何年か前にここでいい思いをしたとのこと。これも私と同じだ。話し好きな初老の相手となった。諍いを見るのは仕事だけで結構だと。

 

パパさんありがとう、てんから倶楽部のワッペン、今度は3人で撮ろう。

 

久々の揃い組み

(このほか、宿のtoyasaさん、寝ている重鎮じぇふさん、酒釣師加とちゃんがいる。)

 

自作の新てんからシステム「yellow  tenkara system」は快調だが

 

このてんから姿、私がてんからをはじめた原点ともいえる。

 

すなふきんさんの釣果

終わって見ればつ抜けてたとのこと。この寒さと風の中、TPOですかね。

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