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2008/03 表丹沢釣行 2

 

 

久しぶりに一日一匹ターゲットで最上流部を遡行したい、ほっつき歩きたい気分。心身のメタボ防止のために渓流つりを始めたころはいつもそうだった。「ここが水源地と言うところまで行ければいいな」と思いながら車で狭い林道を崖崩れをクリアしながらいけるところまでいく。

 

この滝でおしまいか。岩魚がいそうだが何の反応もない。

 

 

良く見ると、まだ上があるが登れない。際に3M以上の崖のぼり用ロープがあるがこれは遠慮した。日暮さんなら登るんだろうななんて思いながら断念。

それではと下に降りることにした。これも結構キツイ。崖にステップが打ち込んであるがかなり勇気と体力がいる。軒並み堰堤で5M以上の降り登りだ。

晴天と日差しに恵まれ、完璧な水、ヒラキとゴルジュ、ポイントだらけに見える。誰だったかベテラン渓流師が言っていた言葉が過ぎった。「水清きは魚棲まず」。でもそういうところで釣らなければ意味ないなと源流釣り師でもないのにそう思っていた。今もそう思っていることに違いはないのだが。 それにしても、こんな細い渓流の際を踏んで下ってはイても釣れないだろうな。十分に最上流部を楽しんだので、車でもう一段下がって釣りあがることにした。

 

 

午前中、ドライへの反応は皆無、ナチュラルカラーを沈めるとゴソゴソ、ゴツンとくるがフッキングせずといった具合だった。一度フッキングし損なうともう二度とでない。ネイティブがいる渓らしくて好きだ。ベテラン渓流師が言っていた「水清きは魚棲まず」は間違いだな。「水清きは魚出ず」か。などと思いながらワクワクするような流れに毛鉤を落とす。残る時間を重い逆さ毛鉤で底まで落としてイワナを狙うか、あくまでドライで丹沢ヤマメを待つか。これは常に私にとって渓流での命題だ。若干の風が気になるが結構深い谷で風除けになってるし、流れも緩やかなのでドライで通した。1:30を過ぎたあたりからドライに反応し始め、何回かチビメがキたがそれ以上のこともなく今日はどうかなと思いはじめたころ、一応ヤマメといえる丹沢モノが現れた。際に大きな抉れのある堰堤手前のヒラキに、ポッカリと大振りの毛鉤を浮かせると、ものスゴイ勢いで毛鉤を掻っ攫った。狙い済ましたように合わせて快心のヒット。セオリーどおりの運びに満足。しかも、金ぴかの一匹。 光燦燦、清き水、金ぴかときてはそれ以上望むこともない。 いつもより丁重に扱い、手早くシャッターだけはを切らせてもらい、下山。

 

 

 

 

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