INDEX

2008/03 表丹沢釣行

(リタイア編)

昨年の写真(上流部)

 

2月中旬にtakiさんからメールが。「3/1 解禁はあそこに決めてますが都合はどうですか」 昨年丹沢原種の山女やら爆釣やらで吹聴してしまった小渓流をtakiさんは気にしていたらしい。彼は昨年、私が釣行したあと、ここへ挑戦したのだが初夏に向かい釣りにならなかったとのこと。というのは、5月ともなれば木が多く、藪が被り釣りにならないところだったのだ。だが、彼のそういう姿勢を見せられては今年は同行せずにはいられない。

 

この川は下の里川はヤマメの爆釣、上流は丹沢原種のヤマメという直近のいい川だ。神奈川周辺では知られている名前の小渓流だが、いいポイントは限られていて、ポイントを外すと下はどぶ川と上は魚のいない小渓流だ。彼は昨年完全に外していたが朝8時ごろ到着すると、なんとポイントの駐車スペースにいるではないか。イイ感してるなと思いどうですか?と聞くとポイントの上をやっていて「ゼンゼン...」 そこでエヘン!とばかりポイントこっちですよと。ポイントにいってビックリ。水がほとんどない。したがって魚もいない。ここが去年はこうだああだったなんて説明がtakiさんのまわりの空を切った。

 

昨年4〜5月の下部の水量(3/1では早すぎたのだ)

 

 

こうなったら上流の丹沢原種しかない。 しかし2人では苦しい最小渓流だ。一人でも2,3匹がいいところ。上流部に入るとtakiさんはもう待てない様子で即入渓した。私は徒歩で疲れたのでもう少し上で休みを取った。下を見るとtakiさんの上に先行者。早速、TELで知らせる。その先行者と私を越えて上にでる方が懸命だった。しかもその先行者ははっきりしなかったがルアーに見えたからなおさらだ。それで上に行ったtakiさんもルアーにはちがいないので、距離をとってゆっくり上がることにした。この間、手芸屋で仕入れた材料の新作毛鉤を散々試したが今ひとつあたりがない。今年も自分のニューコンセプトな毛鉤がもう一つ欲しかったのだが、ナチュラルものに戻した。すると岩陰に魚影もでて、アタリも出てきた。去年と同じパターン、同じ場所だ。これでいけるなと思った瞬間、中指に毛鉤が刺さっていた。ちょっと深い、取ろうとすると激痛。触らなければ痛くない。そうかとばかりにそのまま釣行続行。しかし、それは間違いだった。意外に中指に触れないで遡行するのは難しい。何回か、激痛を味わって戦意喪失、リタイアと相成った。

 

takiさんの携帯に留守電を入れ、自宅にもどった。外科に行くと若い感じのいい青年外科医が「私も海釣りで唇を引っ掛けたことがある」とのこと。そのときは船上だったから、「ブッ千切りでとった」と。うう..股間に響く言葉だった。「チクッとしますよ」指が麻酔でパンパンになり何も感じない。「ハイ取れました」 無痛のありがたい技術だった。とれてすっきりすると渓流が甦ってきたが時すでに遅し。しかも、スギ花粉で目も鼻もやられている。3月は釣行辞めようと思っている。

 

後でtakiさんのいい型のイワナ吉報があり、ホっとした。去年吹聴した面目だけは保ったのかもしれない。しかし、まだ彼は下側のヤマメ壷のすさまじさを知らない。

 

20080301_00.jpg

takiさんの釣果

 

昨年の釣行:

 

4月    http://home.t07.itscom.net/yellow/omotetanzawa1.htm

 

5月GW  http://home.t07.itscom.net/yellow/2007gw_omotetanzawa.htm

 

 

INDEX

 

inserted by FC2 system